伝教大師最澄さんしのぶ 比叡山延暦寺で没後1200年法要 一隅を照らす、これすなわち国宝なり 天台宗を開かれた伝教大師最澄さんが残された言葉はあまりにも有名です。 今年で1200年の大遠忌(だいおんき)を迎えた最澄さんの命日にあたる6月4日、大津市・比叡山延暦寺の大講堂で「御祥当(ごしょうとう)法要」が営まれました。 この日は法要に先立ち、1200年以上ともり続けている「不滅の法灯」が分灯され、大講堂に奉安。雨がふりしきるなか、厳かな声明が響きました。「一人ひとりが生まれながらに持っているほとけ心に目覚め、命の大切さに気づき他の幸せを願う心が平和と安寧を享受する法華一乗の社会実現につながる」(阿部昌宏・宗務総長)とのメッセージ。 法要の様子は動画サイトでもご覧いただけます。合掌。 心の灯がつないだ深い歴史への感謝と人々の未来へつなぐ心の安寧の祈りを 【アーカイブ配信】伝教大師1200年大遠忌御祥当法要https://1200irori.jp/content/topics/detail/goshotohoyo
伝教大師最澄1200年魅力交流委員会 推進事務局の広報の一員としてお手伝い 伝教大師最澄さんが入滅されてから、来年令和3年6月4日に1200年を迎えます。 このほど標題のとおり、4月1日から伝教大師最澄1200年魅力交流委員会の推進事務局の広報の一員としてお手伝いさせていただくことになりました。とても光栄で有難く、来年に向けて一人でも多くの皆さまに伝教大師最澄さんの志や魅力をお伝えできるように務めてまいります。よろしくお願いいたします。 「一隅を照らす」や「忘己利他」の精神は、最澄さんの教えであることはあまり知られておりません。私たち日本人の生活に密接につながっていることが分かるともっと知りたくなります。 最澄さんといえば、教科書で「遣唐使」として唐に渡った人。空海と同じ時代に生き、道を究めた方です。比叡山は、日本仏教を生んだ母山といわれています。空海の真言密教に対して、最澄の天台密教と呼ばれています。比叡山延暦寺には、今でも「不滅の法灯」が灯り続けており、来月4月2日にはその「不滅の法灯」の全国行脚に向けての分灯式が伝教大師最澄1200年魅力交流委員会の代表4名が参加して執り行われます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために分灯式は縮小した規模で開催する予定です。全国行脚で訪れる寺院では、最澄さんがお書きになられたご真筆の「不滅の法灯」の御朱印と1200年を記念して発行される散華(さんげ)を授かることができます。どうぞお楽しみに。 伝教大師1200年大遠忌 不滅の法灯 全国行脚『分灯式』