史上最大。生命力あふれる「展覧会 岡本太郎」にいってきました。

大阪中之島美術館で開催されている「展覧会 岡本太郎」にいってきました。

今なお、幅広い世代を魅了する芸術家・岡本太郎(1911-1996)。その芸術人生を振り返る、大回顧展です。“赤“ と “黒”は、太郎氏が好んで使った色ですが、それぞれの作品のニュアンスの異なる赤色の素晴らしさに感銘し、元気をいただきました。

まずは代表作、大阪の至宝ともいえる「太陽の塔」のオブジェで記念撮影。愛嬌あるお姿が人気で撮影の列が絶えません。ちなみに美術館2階のパッサージュは、展覧会に入る前のパブリックスペースです。

「展覧会 岡本太郎」館内はほぼ撮影フリー。気になる作品をスマホに収め、音声ガイドを聴きながら岡本太郎の世界にどっぷり浸れました。

時系列に展示された作品は、「岡本太郎誕生ーパリ時代」から「ふたつの太陽ー《太陽の塔》と《明日の神話》」を経て晩年の作品までおよそ300点。そのなかでも、私が気になったものをご紹介します。

▲痛ましき腕
1936年の初期作品。この作品はパリ時代のもので、モデルは「岡本太郎自身」のようです。握りこぶしと、大きく描かれた赤いリボンはなにを表しているのか?私には太郎の“心”そのものだと受け取れました。

▲アンテナを四方八方に突き出したお姿は、成長への糧のようです。

▲明日の神話
原爆が炸裂した瞬間をイメージして描かれた「明日への神話」。悲惨さを伝えるだけでなく、忌まわしい惨劇をも乗り越えるメッセージが込められ、圧巻です。大きさは、幅30メートル、高さ5.5メートル。絵がもつ未来に向かうパワーを間近に感じました。

出口近くで岡本太郎氏とツーショット。「どうだった?」と感想を聞かれたので、
「すごく良かったよ!知らなかった作品もたくさんあって大満足。SNS時代にこうして作品を撮れるなんて流石です」と答えていました。

ご本人も作品以上にパワフルなお方だったと確信!元気をありがとう!太郎
💖💖💖 

本展は10月2日まで。東京と愛知にも巡回します。

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